コーヒーが分からなくなりました

たまにとても疲れたときに、コーヒーをちゃんと飲める店に行くことがある。行くといっても月に1度とか、そういう頻度なんだけど、でもたまに行く。学生時代は喫茶店に毎日行ってたから、その頃の方がお金がたくさんあったのだろうか、そんなわけはないと思うのだが、とにかく最近はちゃんと銘柄を指定してコーヒーを飲むことが少なくなった。

今日はそれでコーヒーが飲める店に行ったのだが、キリマンジャロを注文したのである。私は銘柄を注文するときはいつもキリマンジャロだ。以前はモカを頼むこともあったが、ここ十年とか、もしかしたら二十年は、キリマンしか頼んでいない。

ところが、最近思うのは、キリマンジャロの酸味が落ちているような気がするのである。昔飲んだキリマンはもっとワイルドな酸味があったような記憶があるのだが、昔のキリマンと今のキリマンが比較できないのでどうも困ってしまう。しかも今日は後で気付いたのだが、レシートにブルーマウンテンと書いてあったのだ。

これは、キリマンジャロと間違えてブルーマウンテンを出してしまったのだろうか、それとも清算の時に間違ってキリマンのつもりでブルマンのボタンを押したのだろうか。いずれにしても、飲んでいる時点で「これ、キリマンですか?」と聞けなかったのはこちらの負けなのだが。でも仮にブルーマウンテンだとしたらちょっとコクが足りないような気もする。だったらあのコーヒーはなんだったのだという話になってしまうし困ったものである。かえって頭が疲れる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*