美的感覚は重要だと思います

そんなに大袈裟な話ではないが、ある質問の中で2点(a,b)、(c,d)を通る直線の方程式を先生が、

y = (b-d)/(a-c)(x-a) + b

と紹介したと書いてあった。中学生相手に説明したようなので、y=ax+b の形にしたかったのだと思うが、これはこれでいいとして、私の覚えているのは(x1,y1)、(x2,y2)を通る直線が次のようになるというものである。

(x1-x2)(y-y1) = (y1-y2)(x-x1)

変数の名前を変えて変形したら最初の方程式と同じになるからどっちでもいいといえばそうなのだが、疑問に思ったのは、後者の式に対して何も感じないのだろうかということである。具体的にいえば、美しく感じないのかということだ。

プログラミングでも美的感覚が問われることがある。美しいプログラムとは何かというテーマはかなり奥が深い。これはきれいに揃えようとか、処理のまとまりごとに空行を入れて見やすくしようとか、そんな話ではない。ロジカルな部分が美しいかどうかという話なのである。

なぜそれが重要なのかというと、経験的に、美しいプログラムは効率が良く、バグがなく、保守性がよい、そういうものが多いと感じているからである。

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