エレベーターで面白いことがありました

規定の重量を超えるとエレベータの扉は閉まらない。警告のためのブザーが鳴り、誰か降りるように促すようになっている。安全のための機能なのだが、いろいろ抜け道があって、例えば少しずらしたら乗れたりする。センサーの特性の問題なのだろう。

今日乗ったエレベータだが、私の後にもう一人乗った。この時点でブザーはなっていない。殆ど乗れる余地もなかったのだが、もう一人乗ってきた。この時にブザーが鳴った。仕方ないから、最後に乗った人が降りる。

しかし、ブザーが鳴り止まない。もう一人降りないとエレベータは動かない。この時に、私の後に乗った人が降りようとしないのである。全く降りる気がない。だからエレベータはドアが閉まらないでずっとブザーが鳴ったままである。

ここで田舎だったら、誰かが最後に乗った人に降りろと言っただろう。しかしここは東京である。そんなことを言ったら何をされるか分からない。最悪だとナイフで刺されて死んでしまうかもしれない。だから誰も何も言わないのはいいとして、誰か降りないとエレベータが動かない。

そこで私が降りることにした。こういう時に世界に貸しを作っておくと、死んだ後に神様が評価してくれて天国にいけるとか、万一地獄に行ってもお釈迦様がエレベータを下ろしてくれるとか、そういう噂もあるかもしれないが、理由はもっと単純で、ここで降りたらブログのネタになると思ったからである。このように。

 

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