受験勉強のテクニックも役に立つものです

最近、史上初の東大卒の落語家も誕生したそうだが、芸能界も高学歴を売りにする時代になって久しい。

クイズ番組によく出てくるロザン宇治原という芸人をご存知だろうか。京大芸人として微妙に有名。お笑い芸が全然面白くなくて売れないのでクイズの賞金で食っているという説がある。いや、バカにしているのではない、実際個人的には大ファンなのでバカにするわけがない。

最近この人のクイズの回答で面白いと思ったのが二つあった。

一つは他のブログで前にも紹介したけど、xylophone は日本語で何というかというクイズ。最初が「も」であることは分かっている。宇治原氏がこれを知らなかった。最初、phone というところから電話に関係あるのかと思ったらしい。しかし、saxophone という楽器があることに気付き、そこから楽器ではないかと想像して「木琴」と正解した。

英語の接頭辞、接尾辞の知識があれば難しい技ではない。受験勉強をした人なら、このあたりは定番の知識である。瞬時にそれを連想して回答できるというのは、受験勉強時の特訓が今になって活きているのではないか。意外なところで役に立っている。

もう一つはつい最近見たクイズ。漢字を9つ書いてもらって、それに関連した歴史上の人物を当てるというものだ。

宇治原氏は9つの漢字を見て、まず、マゼラン、コロンブス、パスコ・ダ・ガマを想像したという。ちなみに宇治原氏は歴史が得意らしいので、この程度の人がすぐに思い浮かぶのは驚くに値しない。漢字の内容から、正解はマゼランとコロンブスの2つにすぐに絞れた。どっちだろう?

宇治原氏曰く、もし正解がコロンブスなら誰かが「卵」というヒントを書くはずだ。しかし誰も書かなかったから、正解はマゼランに違いない。

正解がこれだとすればこのような言葉が問題に出てくるだろう、という逆の視点からの推測、これも受験テクニックの一つだが、かなりレベルの高いものである。京大芸人は伊達ではない。

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