注文を受けるカウンターで、店員が○○円です、と言ったところで、わかってるわボケ、と大声を出したので、店内の客が一斉に注目する…なんてことは東京では滅多にない。皆、知らないふり、というか、感知せずという感じである。他人事なのだ。誰かが大きな声を出している、それだけのことだ。関係ない。
何かを買うときに○○円です、というのは当たり前のことだし、コーヒーを注文したときの手順はプロトコルのようなもので、誰でも同じように受け答えするから、普通に考えると怒鳴る方が悪い。ただ、この時は店員にも原因があった。その前に私もコーヒーを注文しているのだが、何となくだるそうというか、覇気がないというか、トゲがあるというか、注文していて疲れるような感じがしたのだ。
接客業が客を不快にさせるのはよくない。いきなり罵倒するのは客側に問題があるに決まっているが、そのトリガーを引いたのは何なのか考えてみた方がいい。