総理も出席して政治倫理審査会が開催された。議員からは「分からない」という発言が相次いだ。
当たり前である。数千万円という金額は庶民の感覚だと大きいのかもしれないが、政治家としてパーティーのキックバック程度の金額は些事だ。企業の感覚でいえば、会計担当に丸投げするレベルの事案である。こんなことにトップが関わっていたら、その方がおかしい。全く知らない方が自然である。
残念なのが、政倫審を公開で行ったことである。非公開にすれば、ここだけの話というのが出てくる。それが何かを進展させるヒントになったかもしれない。しかし、世論も野党もそれを望まなかったのだから仕方ない。
世論が「自分も知りたい」という薄っぺらい考えで、公開すると出てこない話が増えることに気付かず、公開を望むというのはまだ分かる。しかし野党は流石に、公開すれば出てこない情報が増えることは事前に理解していたはずである。それでなお公開を主張したのは、表に出せないような話が出てくると野党としても不都合だからではないだろうか。妄想レベルの話かもしれないが、この推測には一理あると思う。