マスコミの使命は真実を報道することである。真実と事実とは何が違うのか、という話は今回は深堀りしない。詳しいことは澤康臣さんの「事実はどこにあるのか」という新書に詳しい。
真実を報道するにあたって重要なのは裏を取ることである。事実かどうかハッキリしないような情報は論外だ。
インターネットが普及して個人が勝手に情報発信できるようになって、裏付けや第三者の検証のない情報が大量に飛び交う時代になった。それどころか意図的に誤った情報を拡散させる fake news も日常茶飯事になっている。
それに一線を画すのがマスコミのはずだ。朝日新聞の12日の朝刊一面の見出しがこうである。「安倍派裏金5億円か」。
「か」というのは何のことだ?
「~か」という見出しはスポーツ紙の三流ニュースの見出しによく使われる表現である。しかも売店で折って重ねたときに「か」が見えないようにする技も有名だ。断定すると嘘になってしまうから「か」を付ける。これなら違うと指摘されたら噂話があると報じただけだと誤魔化せる。
もはや朝日新聞が「か」で終わるような見出しを付ける時代になった。マスコミの真実性はSNSと似たようなレベルなのか。