優先席

絵にかいたような老婆が電車に乗って来た。年に1度あるかないかのイベントだ。最近は農村でもしっかりした老人が多くて、童話に出てくるリンゴ売りのような老婆は珍しい。

優先席が空いているのだが、老婆が座ろうとしない。後から杖をついた人が乗ってきたので、席を譲ろうというのだ。

そうなると他の人が席を立ってお婆さんにも座ってもらおうとするのだが、このお婆さんが座ろうとしない。こうなってしまうと、もはや誰も座れない。

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