心理学では、記憶を短期記憶と長期記憶に分けて考える。簡単にいえばメモリキャッシュ上だけで保存されているのが短期記憶、これはすぐに忘れてしまう。永続的な記憶が長期記憶で、これはなかなか忘れない。
ところで、今日は帰りに醤油を買おう、と朝に覚えたとする。帰宅時に忘れていることもあるが(笑)、覚えていたら醤油を買うだろう。この後、すぐに「帰りに醤油を買う」ということを忘れているような気かする。仮に確実に忘れているとしたら、これは長期記憶と言っていいのだろうか?
記憶したことを使い終わった時点で忘れる機能があるのかもしれない。メモに書いたら安心して忘れてしまう、という現象と似ている。