全国の公立中学・高校生の英語力が政府目標に届いていないそうだ。届かないといっても、目標の50%に対して49.2%、48.7%だから誤差のようなものだが。
個人的に危惧することが2つある。一つは、英語力云々の前に、国語力、日本語力をどうにかした方がいいのではないか。ネットを見ていても、訳の分からない日本語が多すぎる。句読点が使えない投稿者も結構いる。先日の新聞では読み書きのできない日本人が一定数いるという報道もあった。
もう一つは、日本語で考える時と英語で考える時は、考え方が根本的に違うということ。日本語でないとうまく考えられないことがある。英語でないと考えられないこともある。
Nobody knows. という英語は日本語では「誰も知らない」と翻訳するのが自然だろう。しかし英語ではこれは「<誰もいない>が知っている」と考えている。<誰もいない>という概念は日本語ではうまく表現し辛いが、「0人が知っている」が感覚としては近いだろうか。発想が根本的に違っているのだ。
日本人が下手な英語をマスターすることで、日本人の思考パターンが変化して、劣化した欧米人になるのが怖い。