7日のH3ロケットの打ち上げは、2段目のエンジンが着火せず失敗した。
このロケットは2月に一度打ち上げを中止している。この時は「固体ロケットブースター(SRB-3)への点火信号の送信を自動停止」したために発射できなかったとされているが、詳細については次のように発表されている。
機体と地上設備の電気的離脱時に発生する通信・電源ラインの過渡的な電位変動の影響により1段機体制御コントローラが誤動作したものと考えられ、必要な対策処置を完了する見込み
(H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて[再設定(その4)]
おそらくここに書いてある内容は、通信・電源ラインあるいはコントローラーを改善して対応した、ということだと思う。
しかし、あくまで私見だが、この打ち上げ中止に関して最も大きな問題は、なぜ誤動作したかではなく、なぜ「誤動作するような状況であることを事前に発見できなかったか」ではないかと思う。
つまり問題そのものではなく、そのような問題が発生した原因、より上位の原因に対応しないと、同様の問題が他にも出てくるのではないか、と思うのだ。
そして、実際に問題が発生したというのが、7日の失敗ではないか。