プレミアムフライデー

明日は令和最初のプレミアムフライデーだが、5月末日ということでそれどころではない企業が多数ではないだろうか。どうせなら末日がプレミアムフライデーの場合は本当に祝日にして一斉に休ませるとか、それ位しないと面白くも何ともない。

そもそも、なぜ半ドンにしようとしたのか意図が見えてこない。政府は労働時間が少なければいいと思っているのかもしれないが、労働時間がもっと欲しい、残業したいという人も大勢いるのである。労働者が嫌がっているのは賃金に結びつかないサービス残業であって、残業代が加算される残業はむしろ望ましいという人も結構多いのではないか。

ちなみに私の若い頃の仕事はプログラミングなのだが、例えば同じ仕事を1か月でやる場合、残業ゼロで集中して完成できる量だとしても、サービス残業200時間になってもいいから、時間的余裕をもって開発を進めたい、という感覚があった。開発時間を削られるとミスってバグは増えるしテストする時間はないし、何もいいことがないのである。

8時間集中してやるよりは、リラックスして12時間使った方が結果的にいいプログラムができる。経験的に、そんな感覚があったのだ。全力で毎日走るよりは、時間が多少長くてもいいからジョギング感覚で走り切りたい、といえば何となくわかっていただけるだろうか。

じゃあリラックスして8時間やれば、というのは正論かもしれないけど、それでは生き残ることができない世界なのだ。

しかも、恐ろしいことに12時間とかそれ以上集中することを強いられる場面も出てくるわけである。どうしても期日までに完成させないといけないというので、数日、超集中して作業したこともあった。その時は、完成した後、1週間ほどボケーっとして仕事にならなかったことを覚えている。プログラミングを本気で集中してやると、それ位、脳が疲労してしまうのだ。

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