お尻を叩く

東洋経済ONLINEに、「叩いてしつける」を”必要悪”と思う親たちへ、というタイトルの記事が掲載されていた。その中に、次のような一文がある。

3歳半までにお尻などを叩かれた子が5歳半のときに問題行動を起こす(「落ち着いて話を聞けない」「約束を守れない」など)リスクが高いという研究結果が報告されています

情報がこれだけでは、問題行動を起こす子供は3歳半までにも問題行動を起こす要因があって、そのせいで叩かれていたのか、それとも、お尻を叩くことが原因で問題行動を起こすようになったのかが分からない。

ただ、少なくとも、お尻を叩かれたのは何か問題行動があったからだろうと推測することは可能だ。何も悪いことをしていないのにお尻を叩いたら問題行動を起こすようになる、というような研究が実際に行われているとは思えないからである。

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