本やマンガを紹介するブログを毎日書いているのが、今日で連続400日になった。書けない日は雑記と称して本とは関係ないことでも書くのが続けるコツだ。
今日紹介した本は葉室麟さんの「河のほとりで」。この本に、「詩を作るということが、どれだけ情操を豊かにするか、ということが、わが国の教育では常識であったのだ。」(文春文庫、p.100)という一文が出てくる。これは儒学者である広瀬淡窓氏が詩作を重視したという話の流れで出てくる文だが、残念ながら、現在の学校教育で詩作が重視されているようには、どうも思えない。
「独学の技法」(山口周 著、ダイヤモンド社)でも、詩はビジネスに役立つ、知的戦闘力を高めるという話が出てくる。詩は何に役立つかというと、メタファーの使い方をマスターすることで、リーダーに必要なレトリックを磨くというのである。