新幹線の台車の亀裂

2017年12月11日、博多発東京行きの新幹線のぞみの台車に亀裂が生じたという事故、運輸安全委員会は新幹線初の重大インシデントと認定した。余談だが、実は重大インシデントの認定制度が始まったのは10年ほど前で、それ以前も新幹線に重大なトラブルが発生したことがある、というのは知っている。

亀裂が発生したというのはニュースで画像も出ていたのでわかりやすいが、このときに、異臭があったという報告がされている。焦げたような匂いというのだが、それがなぜ発生したのかわからない。単に亀裂が発生するだけで異臭が発生するのか、それともテロ的に爆発物が使われたのか。

途中駅で停車駅の都合で、亀裂が発生した側に人が入り込めないため状況が目視できず、次の駅まで行ってしまった、という報道もあった。新大阪で確認できる側のホームに停めてやれば、新大阪の目視で亀裂を発見できたというのである。

人が入れないとはいえ、自撮り棒に付けたスマホを突っ込むだけでも確認できそうな気もする。確認方法に漏れはなかったか。

今はAIがあるので、変化検知する程度なら低コストで簡単にできる。この場合、人員は必要ない。AIを使わなくても、ホームの横数十箇所にカメラを付けて画像が見られるようにしておけば、停止毎にチェックできる。その程度の対策はすぐに実行すべきだ。

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